カテゴリー別アーカイブ: 中学校

市教組(教文研)中社「いのちの花」サロン授業実践講座・教育総研実践講座

~ SDGsの前に、「公害」は終わっていない① ~

知っていますか「イタイイタイ病」

患者のほぼ全員は女性、特に子を持つ35歳以上

どこにでもSDGs「持続可能な開発目標」が掲げられ、「私達はSDGsに取り組んでいます」というPRがされていいます。

「持続可能」の真逆は人間が引き起こした最悪の環境破壊、人の命さえ奪った「公害」でした。

SDGsが叫ばれる今、「公害」は昔のこと、終わったことなのでしょうか。日本の公害の原点は「足尾銅山鉱毒事件」です。鉱石の製錬による廃棄物を渡良瀬川に流し、下流域に水質・土壌汚染をもたらし、広範囲な「公害」を発生させました。この公害を引き起こした「廃棄物」:残滓は今でも渡良瀬川上流に積み上げられています。この残滓があり、緑がまだまだ戻っていない地域は「立ち入り禁止」区域になっています。

私たちは「公害」についてどれくらい知っているでしょうか?「四大公害病」のなかで「水俣病」については多くの人が「知っている」と思います。

しかし「水俣病」の他についてはどうでしょうか。

「いのちの花」サロンでは他の公害病について取り上げ、第1回目は、カドミウムが蓄積されたコメや水の摂取で骨がもろくなり、激しい苦痛をもたらす「イタイイタイ病」についてです。

痛みの壮絶さは「息を吸うとき、針1000本か2000本で刺すように痛い」という患者の言葉に残されています。

話題提供者:井上 法久さん

(福岡県同和問題をはじめとする人権問題に係る啓発・研修講師団講師)
とき:2024年1月19日(金)18:30〜20:00
場所:福岡市教育会館1階ホール(東部事務所)
(福岡市東区馬出4丁目2番17号)

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音楽学習会「ウクレレで音楽を楽しもう」

手軽な楽器として最近人気のウクレレ。

全国でも授業で取り入れてみた先生がおられたり、来年度の高校の教科書にも掲載されるとのことです。

弾いたことないけどやってみる!チャレンジしてみる!私たち自らの新しい挑戦は学ぶこともたくさんあるように思います。

ギターは難しい!なかなか数をそろえることもできない!そこで手軽で安価なウクレレは・・・

さあ、いっしょに学んでみましょう。

とき:2024年1月6日(土)10:00〜12:00
場所:福岡市教育会館1階ホール(東部事務所)
(福岡市東区馬出4丁目2番17号)

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中学社会 授業実践講座 「子どもの権利条約」

「 子どもの権利条約」を今一度

「小中不登校最多29万9048人いじめは68万1948件」 文科省22年度調査

学校には、「いじめ」に苦しみ、その中で「不登校」になっている子どもたちがいるのではないでしょうか。「子どもの権利条約」を今一度読み直し、現状を克服する手立てを考えてみましょう。

話題提供者:井上 法久さん
(福岡県同和問題をはじめとする人権問題に係る啓発・研修講師団講師)
とき:2023年11月17日(金)18:30〜20:00
場所:福岡市教育会館1階ホール(東部事務所)
(福岡市東区馬出4丁目2番17号)

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音楽 授業実践講座 語り継ごう!歌い継ごう!平和

『福岡市人権読本ぬくもり・博多港の歴史から未来を考える』の執筆者の話を聞きます。

ぬくもりの中でも、必修の教材となっており、誰もが取り組むべき題材です。

この題材の執筆者黒木香代子さんは、現在、福岡市の中学校の教諭であり、教科指導はもとより、長年、平和や人権の問題について子どもたちが主体となって活動できるように指導を続けてこられました。

今回は、黒木さんから、この教材ができるまでの思い、具体的なお話をお聞きし、平和について今こそ知らなければならないこと、学ばなければならないことを一緒に考えてみましょう。

この講演のあと、後半は、若い先生方から実践の報告と歌い継がれてきた平和の歌についても一緒に学びたいと考えています。

平和学習、私たちがともに学ぶことからその一歩を踏み出してみましょう

 

講演 今こそ学ぼう平和について

  • 人権読本『ぬくもり』 「博多港の歴史から未来を考える」
  • 執筆者 黒木香代子さんのお話

平和の歌 実践報告 歌の紹介(各学校で歌われている平和の歌など)

とき:2023年8月26日(土)10:00〜12:00
場所:福岡市教育会館1階ホール(東部事務所)
(福岡市東区馬出4丁目2番17号)

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授業実践講座 中学社会 「水俣」が問いかけるもの

中社「いのちの花」授業実践講座・教育総研実践講座

2年生地理 九州地方 都市や工業の発展と自然環境

水俣病訴訟から半世紀が過ぎたいま、まるであの惨劇はなかったことのように、かつての工場跡はこぎれいな公園になり、人々の記憶からも忘れ去られようとしています。

しかし、国策と企業利益が結びついたかつての資本主義はいま、世界に拡大する強欲資本主義へと姿を変え、地球環境を飲み尽くし、われわれ人間の存在すら危うくしようとしています。

忘却の現代を生きる「わたし」たちこそ、「チッソ」そのものではないか。この視点から「いのちの尊厳を守る」に立ちかえる契機とできたらと思います。

話題提供者:古賀 明さん(青葉中学校教諭)
とき:2023年9月15日(金)18:30〜20:00
場所:福岡市教育会館1階ホール(東部事務所)
(福岡市東区馬出4丁目2番17号)

授業実践講座 中学社会 「いのちの花」サロン

「差別の構造」
「いじめ」の現状から考える

「夢を見ること それさえも持てなくて 光と闇のはざま ひとり 傷ついたのは 自分自身だけじゃなく 見つめ続けてくれた あなた」
「涙見せずに 泣き出しそうな夜は 心の奥の部屋に ひとり 傷つけたのは 他の誰かだけじゃなく 気付かないふりしてた 仲間」

「昨年度 全国の学校が把握した「いじめ」 61 万件超 過去最多に」 学校では、いつも、どこかで「いじめ」が起きているのではないで しょうか。

「いじめ」の現状を読み解き、解決・解消への手立てを考えるとともに、差別の構造を 考えてみましょう。

話題提供者:井上 法久さん(福岡県同和問題をはじめとする人権問題に係る啓発・研修講師団講師)
とき:2023年1月20日(金)18:30〜20:00
場所:福岡市教育会館1階ホール(東部事務所)
(福岡市東区馬出4丁目2番17号)
 

授業実践講座(中学校社会科)

なぜ部落を学び、教えるのだろう

〜若い先生方へのメッセージ〜

部落差別解消推進法が出て6年。
しかし、教師の中にもこの問題をどこか人ごとのように感じる人が増えています。
これまで先輩方は、この問題を真摯に学び、教材化にとりくむことにより、社会の差別 構造とその中での自分自身の立ち位置に気づき、自身の生き方や教師としての展望を開いてこられました。
将来ある若いみなさん。自分の問題としていっしょに部落問題を学んでみませんか。

とき:2022年10月21日(金)18:30~20:00
話題提供者:古賀 朗さん(福岡市立板付中学校)
場所:福岡市教育会館東部事務所(東区馬出4丁目2-18)

*1 学期配布の予定講座一覧では 10 月 14 日となっておりました。
訂正して実施いたします。

詳しくはこちら

学習会報告(8月27日音楽)

今回の実践講座は、「『福岡市人権読本ぬくもり・院内学級からのメッセージ』執筆者でもあり、これまで私たちと一緒に音楽教育について学んできた江口尚美さんにお話を聞く会でした。

夏休みも終わろうとする大切な一日、それぞれが、学びを深め、2学期からまた子どもたちと一緒に笑顔で頑張っていこう!と心に決めることができた一日となりました。

この日は、うれしいことに、県の総研の方、初任の先生も参加されました。また、小学校、中学校、特別支援学校といろいろな学校の仲間と研修を深めることができました。

みなさんからの感想を紹介します。→「音楽まとめ」(8月27日)

授業実践講座 音楽 〜心を育てる 仲間をつなぐ〜

今年度、コロナも少しずつ落ち着いてはきたものの、子どもたちも私たちも、たくさんの我慢を強いられながら、日々を過ごしていることと思います。

さて、今回の実践講座は、「『福岡市人権読本ぬくもり・院内学級からのメッセージ』執筆者の話を聞く会」とすることとしました。

この題材の執筆者江口尚美さんは、長年、福岡市の中学校音楽の教師、院内学級の担任として過ごされ、教文研 で共に学んできた仲間でもあります。

御退職後も、いろいろな形で病気の子どもたちの相談にのり、日々を過ごされています。

私たちは、江口さんから音楽科教育の学習会を通して院内学級の取り組みを聞く中で、普段忘れてしまっている大切なものに気付かされてきました。

子どもたちの心に寄り添うこと、子どもたちの持っている力について考え、命と向き合うこと、共に
学んでみませんか。

養護教諭や学級担任をはじめ、子どもに関わるすべての先生方に聞いて欲しい内容となっています。

是非ご参加ください。

日時:2022年8月27日(土)13:00〜15:00
場所:福岡市教職員組合東部事務所(東区馬出4丁目2番17号)
内容:院内学級からのメッセージ 〜音楽でつなぐ子どもたちの心と心〜

詳しくは→220827ongaku

学習会報告(7月2日音楽)

去る7月2日、柏原中での学習会、8名の参加で大変有意義な時間となりました。

いろいろ準備をして頂いた岡本先生、ありがとうございました。

特別支援学校や中学校の新任の先生も交えて若い先生方とも交流することができました。

詳細はこちらをご覧ください。→音楽まとめ(7月2日)

次回の学習会もぜひご参加をお願いします。