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2023年12月17日日曜日

市教組(教文研)中社「いのちの花」サロン授業実践講座・教育総研実践講座

~ SDGsの前に、「公害」は終わっていない① ~ 

知っていますか「イタイイタイ病」

患者のほぼ全員は女性、特に子を持つ35歳以上

どこにでもSDGs「持続可能な開発目標」が掲げられ、「私達はSDGsに取り組んでいます」というPRがされていいます。

「持続可能」の真逆は人間が引き起こした最悪の環境破壊、人の命さえ奪った「公害」でした。SDGsが叫ばれる今、「公害」は昔のこと、終わったことなのでしょうか。

日本の公害の原点は「足尾銅山鉱毒事件」です。鉱石の製錬による廃棄物を渡良瀬川に流し、下流域に水質・土壌汚染をもたらし、広範囲な「公害」を発生させました。この公害を引き起こした「廃棄物」:残滓は今でも渡良瀬川上流に積み上げられています。この残滓があり、緑がまだまだ戻っていない地域は「立ち入り禁止」区域になっています。

私たちは「公害」についてどれくらい知っているでしょうか?「四大公害病」のなかで「水俣病」については多くの人が「知っている」と思います。しかし「水俣病」の他についてはどうでしょうか。

「いのちの花」サロンでは他の公害病について取り上げ、第1回目は、カドミウムが蓄積されたコメや水の摂取で骨がもろくなり、激しい苦痛をもたらす「イタイイタイ病」についてです。痛みの壮絶さは「息を吸うとき、針1000本か2000本で刺すように痛い」という患者の言葉に残されています。


話題提供者:井上 法久さん
(福岡県同和問題をはじめとする人権問題に係る啓発・研修講師団講師)
とき2024年1月19日(金)18:30〜20:00
場所:福岡市教育会館1階ホール(東部事務所)
(福岡市東区馬出4丁目2番17号)


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